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コンセプチュアルスキル>知識 というお話し

意外に混同しがちな、知識とスキルの違い

先日、「課題、問題意識の共有」という話しの中でこんな話しをしました。

「今は技術進化が早すぎて、知識を吸収するのが大変です。しかし、知識はスキルとは違うんですね。新しいものが次々に生まれるいま、大切なのは、実は知識ではなくて、概念化して捉える能力、コンセプチュアルスキルとプロブレムソルビングの能力なんです。

知識とスキルの違いとは・・・

知識=情報。本とかニュースとか読んでると沢山入りますね。でも覚え過ぎると疲れちゃうし、覚えられない。   

スキル=知識を活用する能力

なので、時代の変化に追いつき、リードし続けるには、コンセプチュアルスキルが大事なんです。」

と伝えたところ、意外にコンセプチュアルスキルが知られていない事が判明。

しまいには「コンセプチュアルスキルというもの自体が概念的だ。」と言われる始末でした。意外だなぁ。ググれば説明が出てくるのに。

で、コンセプチュアルスキルとはなんぞや?

これを説明するには、これが一番分かりやすいです。

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テクノロジーの変化により、専門的な知識を貯えて行く事は、真面目な人なら誰でもやる訳です。

しかし、その知識を用いて、「同じ部の同僚に説明する」のと「専門性が違う上司に説明をする」のと「その知識の活用方法、転用方法を考え、課題解決に使う」のでは、それぞれ使う能力が違う訳です。

それぞれを端的に説明すると・・・・・

テクニカルスキルとは

同じ部の同僚に説明する時には「テクニカルスキル」が必要で、この時には豊富な知識は活きるでしょう。専門用語をばりばり使いこなせば、同僚よりも「何となく凄そう感」が演出できますw

ヒューマンスキルとは

しかし、「専門性が違う上司に説明をする」「知識がない顧客に理解をしてもらえるようにプレゼンをする」時には、時には事前のネゴをしたり、表現にたとえ話を使ったりして、コミュニケーション能力をフルに活かす必要があります。

その人たちより知っている事を誇示しても評価はされず「分かりにくい」「賢そうだけど何を言いたいのか分からない」というレビューで終わるでしょう。

コンセプチュアルスキルとは

最終的に仕事の上では「課題の解決策を誰にでも分かるように提示する」事が大事であり、それができるかどうかは「知識を素早く理解し、活用出来るか」にかかっている訳です。

良く、年配のビジネスマンが「ああ、それは要するにこういう事なんだよね?」と確認してくる事があると思いますが、これがまさにコンセプチュアルスキルです。

 

最近、常に新しい横文字が出てきて苦労しているというアナタ。一度、コンセプチュアルスキルを磨いてみて下さい。

多くの情報から、自分の判断に対して有効な情報を素早く理解し、問題解決に役立てるには、このスキルがとても役に立ちます。

という事で今日はこの辺で。